ジョーン・ドルーが最高に美しい。
脱水で倒れるとこももちろんいいけれど、カッティング・イン・アクションで立ち去りかけた後、振り向いてベン・ジョンソンに「お節介は結構よ!」とツンツンしてみせるシーンの照明が素晴らしい。
カッティング・イン・アクションといえば、チャールズ・ケンパー(シャロー役の人ね)が酒瓶を投げた瞬間のカットが決まってる。何でもないシーンではあるけれど。
あるいは馬の疾走。これほど爽快な馬の疾走ってなかなか無いんじゃないか(とか言ってみる)。
まず、主役二人がモルモン教徒達の先導を決断するとき(そもそもこの「決断」自体の荒唐無稽さも賞賛すべきものだが)、ハリー・ケリー・ジュニアの乗った馬が疾走していくショットが抜群である。
あるいはナバホ族からベン・ジョンソンが逃げるシーンの馬の疾走っぷりは凄い。ノーBGMなのでギャロップ音が響き渡るのがカッコいい。
アヴァンタイトルの照明、揺れる電球、あるいはタイトルクレジットの見事な撮影。
あるいはモルモン教徒のリーダーの目配り。彼は最初から最後まで様々な人に注意を向けている。
終盤、急カーブを曲がろうとする幌馬車を捉えたショット群は実にあっさりしているが、これは相当な迫力である。
視線ショットが一つもない。(上記した酒瓶スローのシーンがひょっとすると視線ショットかもしれない)
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