監督:ジャン=リュック・ゴダール
ゴダールらしい原色の赤、青の衣類と対照的なクリーム色のセーターとマフラーをしたイザベル・湯ペールとは結局のところ何だったのか。彼女は車を追いかけながら歩き、ハーモニカを吹き、工場の中で逃げ回った。うむ。
それにしてもこのゴダールは素晴らしい。ハッとするようなクローズアップ、いつもながら素晴らしいロングショット、逆光の扱い(部屋の中のランプシェード)。
あるいは、身体の柔らかい女が身体をくねらせてメモを取るシーンがあるが、ここで入るカッティング・イン・アクションほどバカバカしいカッティング・イン・アクションは見たことがない!
スタジオ内のワンショットで、最後に照明が落ちて画面奥の光だけが見えるあのシークエンスには震えるほかない。「まずは見てから」
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